Webを通じてマルチに情報発信する「RTCラジエーションルーム」インタビュー
放射線技師が楽しく学べてタメになる情報を共有するコミュニティ「RTCラジエーションルーム」さん
教科書的ではない、明日使える実務ノウハウを、セミナーだけにとどまらずYoutube等を通じて発信しています。
今までの放射線技師からの情報発信とは違うやり方で活動されている背景や思いについて伺ってみました!
最初は院内の医師から技師さんも含めた勉強会をやろう!と言われて
〜RTCの始まり〜
RTCはどのくらい続けられているのですか?前々から?
RTCを名乗りだしたのは2年くらい前からですかね。
コミュニティとしての勉強会を11,12年位やってたんです。
コロナの状況になるくらいからオンラインで発信を発信を始めたのがきっかけでコミュニティの名前を決めることになり、RTCラジエーションルームになったんです。
最初は院内の医師から技師さんも含めた勉強会をやろう!と言われて、院内に別の病院の放射線技師を呼んで開催していたんですよ。
段々、先生の予定が合わせづらくなってきて、技師だけでやりだしたのが始まりですかね。(笑)
年に4回(1月,4月,7月,10月)って決まってたんです。
参加者の方が後輩や同僚を連れて来てくれたりして、どんどん新しい人や新しい世代の方々に変わっていく。
初めての方にに出会うっていうのもモチベーションの1つだし、若い方たちが成長していってくれるのを見るもの嬉しいですね。
素晴らしいです!長くやっていると入れ替わりもありますけど、新しい出会いもありますよね。当時のコンセプトはどんなものだったんですか?
その時のコンセプトは、「この勉強会はいつでもやっているから来れる時においで」っていうのでやってたんです。
CTでもMRIでもマンモでもレントゲンでもなんかあったらここに来なさいっていう感じでやってたんですね。
線量計も貸してほしかったら貸すし、使い方分かんなかったら教えにあなたの施設まで行ってやってあげるよって。
あんまりそういう方は居なかったですけど(笑)
コミュニティ(RTCラジエーションルーム)として大切にしていることは?
見てくれた技師さんたちのお仕事の参考や、何かのきっかけにしてもらうことがYotubeのコンセプト
そうですね、9割位は「ありがとうございます」と言ってくれますね。
次はこれやってくださいとか言ってもらえると嬉しいです。
でもやっぱり、否定的なコメントや、きつめのアドバイスを頂いたりもするので、それらは前向きに受け止めて頑張らせて頂いてます。
YouTubeでの僕らのコンセプトは「やり方(撮影)の1つ」を紹介することで見てくれた技師さんたちのお仕事の参考や、何かのきっかけにしてもらうこと、と思ってやっています
僕の経験上、インターネットに存在する情報のメリットを最も享受できるのは、人数の少ない施設に勤めている方だとか、師事できる先輩が居ないとか先生と話していてもよく分からないという段階で困っている方たちだと思います。
そういった方を思い浮かべながら動画を作成しています。
形にしやすいものを提供するっていうふうにしているので、Youtubeのコメントでネタは沢山いただくんですけど、殆ど撮影しないものは「すみません、撮ったことありません」って素直に言います。(笑)
明日から使える撮影方法を共有してくれる素敵なチャンネルです!
後輩が動画の編集をやってくれてテロップや効果音とか図を入れてくれるので、段々コンテンツを増やしていくって段階なんです。
ブログの方は月に3回挙げています。
10日、20日、30日に毎回あげていて、もう2年くらいUPし続けていますね。
記事を切らさないようにやってます。
SNSも順次て始めたので、TwitterとInstagramをやってます。
Instagramは若い人向け、Twitterは情報収集用ですね。
RTCさんのインスタグラム・Twitterはコチラから!
ここにきたら、知識じゃなくてノウハウを学んでってほしい
今は多いときには70~80ほど来てくれますよ。
大体2~3ヶ月に1回開催して、今は第8回です。
今、クラウドPACS会社と静岡県の技師がやり取りをしていて、段々細かいパッケージやインターフェースも改良しています。
どんどんこれ(クラウドPACS)が広まれば良いと思っていますし、学会や大き目の催し物でも使われ始めていて、特に医師の先生方には好評ですね。
だって、世の中には素晴らしい本やセミナーが既にたくさんあるんですから、それを読んだほうが良いです!!(笑)
RTCでは普段業務で使えるノウハウとか、なぜこれを使ってるのか?とか
こうするとどういうメリットが有るのか?
とかってことをまとめて説明するようにしてます。
今のRTCでやっていることの多くは、そういった考え方でコンテンツを作ってます。
より多くの放射線技師にHITするような内容のほうが、患者さんとか医療にも還元できる割合が多いんじゃないかな?っていうものモチベーションになっていますね。
社会的にやりがいがあるかなって思ってやっています。
なんてフィードバックがあると嬉しいですよね
「あれ試したんですけど、うまくいかなかったんです」とか言われると、「あ〜、そういうことあるのか〜!」って自分も勉強になりますね。
お互いの持っているものを共有して、お互いの環境でより良いものを選択して責任持って仕事をしないと「もったいないな!」という感じですね。
まずオンラインのプラットフォームをちゃんとつくればもっと発信できる人がたくさん増えるんじゃないかと思うんです。
素敵なお話ありがとうございました!!
RTCラジエーションミーティングの情報はコチラ!